今年2025年は<<終戦80周年>>です。
SHKでは、統一テーマを「しるす」とし、今年1年間を通して、自主制作番組やニュースなど様々な内容を放送します。
SHK終戦80周年記念企画「しるす」
<自主制作番組> ※内容・日時は予定です。コンテンツは今後追加される場合もあります。
◆「昭和20年下田空襲 ~あの日、下田で何が起きていたのか~」 4月20日放送
出演:太田真康さん/土屋勇さん・とく子さん夫婦
内容:太平洋戦争が終結する昭和20年、下田にも空襲の魔の手が忍び寄り、多くの町民に被害をもたらしました。終戦当時中学生だった3人にお話しを伺い、当時の町や人々の様子を、当時の子供の目に映し出された光景としてお伝えします。
◆「戦争体験談 “私が見た景色” 」 6月10日放送
出演:伊澤雪子さん
内容:16歳の頃に終戦を迎えた伊沢さん。町内を襲った空襲による被害や、疎開先の大浦では、陸軍潜水艇が空襲によって沈没した様子を目撃しています。また、下田に駐屯していた兵隊との交流や、戦後果たした再開。そして、食糧難が厳しい戦時下に、女手一つで子供達を育て上げながらも、戦地に赴く我が子を想い若い兵士へ食べ物を恵み与えていた、亡き母への思いを語ります。
YouTubeにて3週間限定アーカイブ配信が決定!(視聴期限 7月2日まで)
◆親から子へ、そして次世代へ ―「遊・VIVA!」ネットワーク 下田の空襲伝承活動― 8月15日放送
出演:「遊・VIVA!」ネットワーク
内容:戦争を体験した人々も高齢となり、あの頃の体験を語る事の出来る人も少なくなってきました。そのような中、”語り部”の役割を担い、下田の戦争の記録を次世代に繋げる活動を行っている団体がいます。子育て支援や高齢者の居場所作りに励む団体が、何故このような活動を始めたのか?インタビュー形式で思いを伺うと共に、「遊・VIVA!」ネットワークの皆さんに、カメラの前で語り部となって頂きます。
<ニュース>
下田市内に残された戦争の爪痕や”しるし”など…。戦争に関連した話題をニュースとして随時お伝えします。
ニュース映像はYouTubeで公開中です。下記プレイリストからご覧頂けます。
「しるす」ニュース プレイリスト
<しるす【継再】>※内容・日時は予定です。コンテンツは今後追加される場合もあります。
過去にSHKが記録しお伝えした映像作品を、再びお伝え致します。
当時の人々が願った平和は、現代の世で叶えられているのでしょうか…?
◆「このたび出版された終戦50周年記念誌『海鳴り』~昭和の戦争と下田~を語る」(平成8年4月放送)― 5月26日放送
内容:下田市が終戦50周年を記念し発行した「海鳴り」。戦争体験者の市民が体験を綴った文集です。当時の担当者をスタジオに招き、インタビューに答えて頂いています。
◆「30年前、下田の空襲のあとを尋ねて」(昭和50年7月放送)― 7月放送予定
内容:終戦から30年が経過し、人々から”戦争の記憶”が薄れつつあった時代。終戦後まもなく戦時中の公文書は破棄を命じられた為、市役所や警察などには一切の資料が残されていない中、当時SHKは、学校に保管されていた校務日誌などを頼りに、空襲の記録を掘り起こし、住民への聞き取り調査を基に、その被害を明確化しました。
この番組は、後に下田市が「終戦50周年記念誌『海鳴り』」を発行する際にも役立てられました。SHKが過去に録した大変貴重な映像です。
当時の番組映像はそのままに、番組内で登場する地域の”現在の様子”を新たに加えてお届けします。
<統一テーマ”しるす”について>
「記す」「標す」「印す」など、様々な意味を込めました。
当時を体験した人々が、記憶として記し残してきたものや、文章などの形で記してきたものを、今を生きる私たちが記録し印し、観た人々にとって”これから”を標すものになればと思います。
題字協力:箕山(龍巣院)